2018年の秋期講習、講座一覧をみると、一部の授業に【収録】とあります。
昨年までは『スタディサプリ ライブ』とされていた夏期、秋期、冬期講習ですが、【収録】ではライブとは言えない...から、『特別講習』になったのかな?
スタディサプリのベーシックコースと特別講習、違いはあるの?
ベーシックコースはすべて収録済の動画です。
これに対し、スタディサプリLIVE、生放送で特別講習が始められました。
2018年は夏期講習、秋期、冬期講習と全部受講しました。
普段のベーシックコースもわかりやすい動画なのですが、ライブ講習では、特別な期間の緊張感、ライブの臨場感もあり、受講して良かったと思っています。
スタディサプリ運営側は、『授業内容・テキストはすべて特別講習オリジナルの内容』であると言っていて、ベーシックコースに追加して受ける意味はあると思います。
サプリの講師陣も、昨年までの入試問題や、近年の傾向、情報を織り込んで授業をしてくれていましたので、最新の情報を得るのは予備校でなければ、ということもないですね。(予備校とサプリ併用した感想です)

今年、収録授業がある理由は
講座内容をみるとわかりますが、昨年ライブ授業を行った内容そのままを今年も提供することに、特別講習の内容として問題ないということです。
昨年の収録動画があるのに、同じ内容の講座をライブにこだわってわざわざもう一度再現する必要もない、ということでしょう。
それで、昨年よりも講習の価格が1万円安い設定になっているのかもしれません。
2019年の秋期講習で【収録】の講座は 英語全講座、山内先生の数学ⅠAⅡB全講座です。
近年の入試傾向から判断して、撮りなおす必要がない、ということのようです。
ベーシックコースは収録動画ですが、こちらも指導要領が変更になったり、追加したほうがいいという内容があれば、収録しなおしたり、追加されたりしています。
しかし、ライブ授業を楽しみにしている人にはちょっと残念ですね。
不必要という判断だと思いますが、『質問コーナーは提供されない』とあるのも残念です。ただ、チャットボードは時間中解放されるようです。
ライブ講習のデメリット
昨年受講していて感じた、ライブ講習が難しい点もあります。
- 声が聞こえないなどのトラブルが発生する
- 講師の体調が悪く休講になることがある
- 学校などで、放送時間に都合がつかない
- 受講者のペースで学習できない
通信系のトラブルが起きたり、講師のスケジュール調整が大変だったり、ライブならではの難しい点があることは確かです。
時間が決まっているので、いつでも好きな時間に学習するわけにいかず、ライブで受けられない場合もあります。
1講目は受講できないけれど、2講目は受講できる。こんな場合、1講目を後で受講しても全く問題はありません。
ライブ授業は数日のうちに録画で受講できるようになります、結構早いです。
ベーシックコースなら、受講者のレベルに合わせてどんどん学習することもできますが、ライブ講習の場合、講座の放送日程まで待たなければなりません。
ライブならではのメリットもあります
スケジュールに合わせて、予習したり、一日の行動予定をしっかり組めたり、インターネット配信の授業なのに、妙にサプリ生という連帯感が生まれたり、毎日ライブ授業を楽しみにしていました。
受験なのに楽しいと言っては変な感じもしますが、チャットボードでの参加も楽しい。
先生方も授業中や後に、チャットボードに書き込まれたことには目を通してくださっていて、多くの生の声を集められる場でもあり、予備校講師よりも生徒に近い感じあるし、情報収集可能、それがサプリの講義内容に反映してくると言えます。運営がリクルートだからか、試行錯誤していることに対しての変更って早いですよ。
ライブ講習から特別講習へ
収録にすることで、より快適に確実に受講者に講座を届けることができる、というのは収録のメリットですね。
さらに、動画もあらかじめ準備できて、講座終了後録画を見られるようになるまでタイムラグがない。受験者には、とにかく時間がないから、待っていられない気持ちもあります。
2018年まではスタディサプリライブという名前だったのが特別講習に変わりました。
もう『スタディサプリライブ』にこだわらず、必要な時に必要なものを届ける講習に変わっていく気がしますね。そして、恐らくその方がコストも下がる。
もともと、破格の価格で勉強できる、塾に比べてすごく安いけど内容は一流を届ける、受験生が住んでいる場所による差が生まれない、というのがスタディサプリなので、ライブ講習が収録済みの特別講習になったとしても、受験生は志望校目指して頑張るだけですよね。 受講料が安くなれば、利用しやすくなるし、受ける人も増えますからね。
今後、収録が増えていったとしても、おかしくないなぁと思ったという記事でした。